島原大門
島原は寛永18年(1641年)に設けられた日本最古の公許の花街です。
当時四周は堀と塀で囲まれ,門はその東辺北寄りに設けられていました。
現在の門は慶応3年(1867年)に建てられたものです。
島原はかつて祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒、祇園東と合わせて六花街の一つでした。
島原大門をくぐって島原の中に入っていくと空気感が変わるような気がします。
2008年頃から島原に足を運ぶ機会が度々あったのですが、
徐々に古い建物も少なくなっていき、新しい住宅が増えていますが、
なぜかずっと変わらない不思議な空気感があります。
角屋もてなしの文化美術館
揚屋建築の唯一の遺構として昭和27年(1952)に国の重要文化財に指定
島原といったら角屋(揚屋)と輪違屋(置屋)
角屋は明治5年(1872年)まで「揚屋」として営業した後、
お茶屋となり昭和60年(1985年)まで「松の間」を宴会場として営業していました。
現在は「角屋もてなしの文化美術館」として営業されているので、入館料を支払えば誰でも入れます。
2階の見学は別途料金が必要です。
ガイドさんが詳しく説明してくれるので理解が深まりますよ。
部屋の内装が本当に素敵なので是非2階も見学してもらいたいです
2階のお部屋は写真撮影禁止ですが1階はOKです。
角屋さんからお呼びが掛かって輪違屋さんから角屋さんまで内八文字歩く道中は
40分も掛かったそうですよ。(普通に歩いて徒歩2分くらい)
お客さん、待ちくたびれるね(笑)
平成22年には角屋の庭が「京都市指定名勝」に指定されました
ぼ~とお庭を見ながらタイムスリップして幕末の頃はどんなんだったんだろう?
太夫さんや芸妓さんを呼んで宴会していたのかなぁ~と妄想していると、
すぐ横がJRの線路なので電車の音で現実に引き戻されます。
住所 :京都市下京区西新屋敷揚屋町32
最寄り駅:市バス「七条壬生川」または「島原口」下車、徒歩約10分
JR「丹波口」下車、徒歩7分
営業時間:10:00~16:00
定休日 :毎週月曜日
(祝日の場合は開館、翌日が休館)
12月16日~3月14日
7月19日~9月14日
角屋と新選組
緞子の間、青貝の間に3カ所、前庭の柱などに新選組によるものという刀傷が残されています。
「芹沢鴨」は文久三年(1863年)9月8日に「角屋」で行われた新選組局長クラスの宴会の後、屯所で暗殺されています。
街の銭湯 島原温泉
遊郭、赤線跡には、銭湯は付きものですよね。
(営業前の島原温泉)
温泉っていうから、本当に温泉なの?と聞く人よくいますよね。
昔は広い湯舟のことを例えて温泉って言っていたそうですよ。
うちの近所の銭湯も温泉ではありませんが〇〇温泉って屋号です。
元揚屋で転業旅館(きんせ旅館) 現在Cafe&Bar
きんせ旅館さんのステンドグラスは本当に見応えあります。
床のタイルもモダンですよね。
維持も大変そうですが、現存していて見れることに感謝です。
現在、2階は宿泊施設になっているようなので一度宿泊してみたいですね。
きっと素敵なんだろうなぁ~と夢が膨らみます。
島原を舞台にした映画
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